金閣寺・銀閣寺の住職である有馬賴底さんというかたが書いた本「人生は引き算で豊かになる」の中で紹介されていた『一夜賢者の教え』という禅の教えに、私はとても感銘を受けましたーー!!
この本は、きっとこれからずっと私の宝物になると思いますが、そのくらい自分の考え方・生き方に影響を与えてくれた本です。
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もっとも大切な禅の教えの一つに『今という一瞬を生き切る』というものがあるそうです。
つまりそれは、過去に囚われるわけでもなく、未来を恐れるわけでもなく、『今という時間にしっかりと向き合い生きていく』…そんなとてもシンプルな物事の考えかたです。
例えば、物事で失敗すると、「ああしておけば良かったな〜!」・「こうしておけば良かったな〜!」と、後悔の念が出ると思いますが、後悔とは過去への囚われ・執着であると、禅の教えでは言っています。
例え悔やむべき出来事があったとしても、それはその過去の瞬間で終わりにして、次にやってきている今という時間に全力で向き合い、しっかりと生き切ることが大切だと言っています。
また未来についても、将来に思いを馳せ、いろいろと心配することがあると思いますが、そんなことあれこれ考えてもしょうがない。そもそも未来のことなど考えたところで、正解など見つかるはずない…と禅の教えでは言っています。
だからこそ、今を生きることが大切だと言っています。
それをお釈迦様は『一夜賢者の教え』の中で、下記のように言っているそうです。
過去を思うことなかれ、それは過ぎ去ったことだから。
未来を願うことなかれ、それは未だ来てないものだから。
今を良く見極め、動じることなく実践せよ。
今日1日を精一杯生きよ。
明日、死神の大軍が来ないとは誰も言えない。
このことを良く知り、心を込めて今日1日を全力で生き切る者を一夜賢者という
また、筆者はこのようにも言っています。
過去に囚われるわけでもなく、未来を恐れるわけでもなく、それでいて今という時間を無為にいきるわけではなく、今この瞬間をしっかり生き切る。
ひと時も忘れて欲しくないとても大事な生き方です。
【まとめ】
日々生きいていると、悩み事や心配事がいろいろあるかと思いますが、、、
過去や未来ばかりを考えるのではなく、『今という時間にしっかりと向き合い生きていく』という考え方で生きていくと、わりと毎日を笑顔で明るく生きていくことができると思います。
興味のある方は、是非『一夜賢者の教え』を実践してみてくださいーー!!
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