LDK空間の床を全面タイルにすると、まるでここはリゾートホテル!?と思えるような空間にすることができます。だから自分の家は『非日常的な空間にしたい!』と思っているかたには、お勧めです。
しかし、メリットだけではなくデメリットもあります。そこをしっかりと対応しておけば、オシャレで快適な空間になるでしょう。
まず最初に、気になる点としては、下記6つではないでしょうか。
1)夏は冷たくて気持良さそうだが、冬は寒いのでは?
2)フローリングと比較すると固そう。食器を落とすとどうなるのか?
3)フローリングと比較するとすべりそう。生活していく上で問題はないか?
4)犬や猫などのペットは歩きにくくはないか?
5)何かこぼしても染み込まなそうだが、大丈夫か?
6)やっぱりコストは高い!?
一番のメリットは、上の写真のように中庭とLDKを同じタイルにすると、空間的な連続性がでて広々と感じるのと同時に高級感を演出できることです。それでは一つずつ解説していきましょう。
■1)夏は冷たくて気持良さそうだが、冬は寒いのでは?
タイル貼の床は、フローリングと比較しても非常に床暖房の効きが良いのが特徴です。理由は、食器と同じセラミックだからです。
実際にお住まいのお客様からも『エアコンの暖房をかけると、暖かい空気により、タイルが温まるので室内全体が暖かい』とのお話を頂きます。
薪ストーブを使うえば、更に実感できるでしょう。冬の寒い日の使い方は『起きる一時間くらい前から、タイマーで床暖房を設定しておくと、起きた時に室内が暖まっていて非常に快適』です。
逆に暑い夏は、冷たくてとても気持が良いです。犬や猫などペットも、気持良さそうにしているとの事です。
■2)フローリングと比較すると固そう。食器を落とすとどうなるのか?
食器を落とした場合は、フローリングと比較すると割れやすく、また割れた破片の跳ね返りがあります。あまり固く尖ったものを落とすと、床のタイルそのものが割れてしまいます。
割れた部分のタイルは、部分的な貼り替えはできます。しかし新しく貼り替えたタイルは、同じ品番でも、ロット(つくった時期)の違いで色が違ったり、タイルそのものが廃番だったり、そのような事があります。
■3)フローリングと比較するとすべりそう。生活していく上で問題はないか?
■4)犬や猫などのペットは歩きにくくはないか?
タイルの床では、水で濡れいなければ、人が歩く時に滑るということは特にないでしょう。しかしペットで足の間接が弱い犬などは『タイルが滑ることで、間接に負荷がかかってしまう』というケースもあります。
■5)何かこぼしても染み込まなそうだが、大丈夫か?
飲み物をこぼした時は、染み込むことがないので、サッと拭くだけ掃除も楽々。ペットが粗相をした時も安心です。
■6)やっぱりコストは高い!?
タイルは、金額的にフローリングと大きく違う部分があります。それは材料代の他に『貼り手間』がかかります。
タイルの『手間代』は、6000円/㎡前後だと思います。例えば、タイルの金額が3000円/㎡の商品であれば、それに『手間代』6000円/㎡を足して、合計9000円/㎡となります。
フローリングが3000円/㎡の商品だとしたら、3倍のコストになります。
(※ちなみにフローリングのコストは、貼り手間代が入った金額です。)
【まとめ】
最後に、LDKの床を『タイル貼』にする場合は、必ずしてもらいたい事があります。それは『床暖房』を必ず設置しましょう。設置しないと冬になったら必ず『後悔』しますよーー!!
したがって、最終的には『タイル材料代+貼り手間代+床暖房』が、コストになります。