住宅街に建っている家の『外壁』を見ていると、黒ずんだ『縦目地』が目に付くことはありませんか!?
またそれにより、何だか家がとても安っぽく見えたりしませんか!?
でも、モルタル下地の外壁にすることでシームレスな外壁になり、シンプルモダンでありながら高級感を演出することができます。早速、詳しく説明をしていきましょうーー!!
建物の外観から『シンプルモダンでありながら高級感を演出する』には、『モルタル下地+水性塗料仕上げ』や『モルタル下地+吹付け仕上げ』にするべきでしょう。
『水性塗料仕上げ』や『吹付け仕上げ』にすると、外壁に『つなぎ目』はでてきませんが、一般的な木造住宅の外壁で使用する『サイディング』では、必ず外壁につなぎ目である『縦目地』がでてきます。
まずは下の写真で比較してみて下さい。
この『縦目地』には『シーリング』というものが入っています。家が新しいうちは問題無いのですが、2〜3年経つとシーリング部分にカビや汚れが付着して黒ずみが出てくることで、目地が目立つようになってきます。
■シーリング部の汚れ
私は、黒ずんだ目地が目立つことによりパネルをつなぎ合わせが目立つ家を見ると、安っぽいプラモデルのように感じてしまいます。
でも、モルタル下地にして『水性塗料仕上げ』や『吹付け仕上げ』をした外壁にすることで、つなぎ目が全くでてこないので、それだけでもシンプルモダンでありながらも高級感を演出することができるのです。
但し、モルタル下地の外壁で心配になる部分もあると思います。それは『クラック』と『汚れ・雨だれ』でしょう。『クラック』は、グラスファイバーネットをモルタルの中に伏せ込む『ノンクラック工法』という方法で施工すれば、まず出てこないので心配ありません。
次に『汚れ・雨だれ』についてですが、『建築場所・塗装や吹付けの種類』により大きく変わります。私の今までの経験では、塗装や吹付けの種類よりも『建築場所』が大きな要因になると感じます。
例えば、幹線道路や工場地帯のそば、学校のグランドのそばで砂埃が飛んでくるような場所は、そうでないところと比較すると、特に『吹付け』では、大きな違いがでてきます。
そのような場所に建築する場合の対応策としては、色やパターンを変えて『汚れ・雨だれ』を目立たなくする方法がありますが、それよりもオススメは『水性塗料仕上げ』にすることです。
『水性塗料仕上げ』は、ナノテクノロジーを使った塗料です。簡単に言うと、汚れがついても雨が降ると流れ落ちるという非常に優れた塗料です。
■リシン吹付け仕上げと水性塗料仕上げの比較(※写真だとわかりずらい!)
このことにより、雨だれなどの汚れが全く問題にならなくなりました。つまり真っ白の外壁にしても、美しさを保ちつづけることができるようになったのです。
また仕上がった感じは、つぶつぶが出るリシン吹付けと全く違い、フラットでシンプルで良い感じです。一つ問題点があるとすれば、コストです。水性塗料仕上げはリシンの倍くらいかかります。それでも、私はやる価値のある塗装だと思います。
【まとめ】
外壁から縦目地が無くなるだけでも、スッキリと見えます。
シンプルモダンで高級感を演出したい場合は、モルタル下地の外壁を是非検討してみるべきでしょう。