私は、クライアントへ企画提案するためのアイディアを考える時に意識していることがあります。
それは下記の2点です。
1)72時間集中して考える。
2)手は第二の脳、行き詰まったらひたすらスケッチをする。
詳しく解説していきましょうーー!!
読んだ本から得た知識や今までの経験から、この2点に行き着きました。
1) 72時間集中して考える。
この言葉は、東京都庁を設計した世界的建築家 丹下健三が言っていた言葉です。ある本を読んで知りました。最初は『たった72時間か…!』と思ったのですが、実際にやってみるとわかるのですが、実践するのは非常に難しいです。
逆算すると分るのですが、例えばクライアントへプレゼンする日を2週後とします。考えたアイディアをまとめたプレゼンを作成には、最低でも4日は必要でしょう。したがって残りは10日間です。
1日8時間考えたとしても72時間考えるには、9日間かかかります。でも実際には、電話・会議・打合せなどの他業務もあるので、それだけ考えているわけにもいきません。だから限られた日数の中で72時間考えるための時間をとるのは結構大変です。
同じく世界的建築家 安藤忠雄は『四六時中(24時間)考えろ』と言っていましたので、私はそれを意識しつつ『なるべく72時間に近づくように考えている!』というのが、本当のところです。
今までの経験から72時間に近づけば近づくほど、提案するものの完成度が高まります。ポイントは『毎日何時間考えたか?』手帳に付けることです。付けてみると考えているようでも以外と少ないことがわかりますよ。
ちなみに私は、iPhoneのストップウオッチを使って計測しています。考える時間が分断された時に、止めておくことができるのでとても便利です。
2) 手は第二の脳、行き詰まったらひたすらスケッチをする。
頭で考えていると、突然手が止まり何も思いつかなくなる時があります。『生みの苦しみとでもいうのでしょうか!?』非常に苦しい時間です。それを打開する方法は『手は第二の脳だから動かすと考えてくれる』と思って、無理をしてでも手を動かしてみることです。
私は今までこの方法を取ることで、アイディアがでてきた経験が何度もあります。無意識に適当に手を動かすのがポイントです。是非やってみて下さいーー!!
【まとめ】
1)72時間集中して考える。
2)手は第二の脳、行き詰まったらひたすらスケッチをする。
私は必ずこの2点を意識するようにしていますが、例えば『何かアイディアを出すときのプロセス』などでも、使えるのではないでしょうか。