生活を楽しむための仕掛けとして『ルーフバルコニー』をつくる時のおさえておきたいポイント2点。
1)ルーフバルコニーは『横幅』ではなく『奥行き』を優先してつくる。
2)その『奥行き』は、最低2000(2m)確保。
では、詳しく解説していきましょう。
『奥行き』の無いバルコニーは、洗濯物を干したりエアコンの室外機を置いただけで一杯、その他の活用ができません。つまり『横幅』があっても『奥行き』が無いと、バルコニーの使い勝手は限定的で生活を楽しむための仕掛けをつくれません。
でも『奥行き』があれば、どうでしょうか!?
洗濯物を干したりエアコンの室外機があっても、『テーブル・椅子・植栽』を置いて、毎日の生活を楽しむための仕掛けをつくることが可能になります。だから『奥行き』が重要なのです。
具体的には、できたら壁の内々の有効寸法は『2m 確保したい!』です。特に『2階リビング』や『2階浴室&洗面』のプランでは、そこにバルコニーを連続させることが多いと思いますが、『どのくらい奥行きがあるバルコニーを連続させるか?』で出来上がる空間に大きな違いがでてきます。
具体的な事例を紹介。
このプロジェクトでは、2階にLDKをもってきました。バルコニーの奥行きを『約2500(2.5m)』でつくり、テーブルや椅子がおけるスペースを確保。リゾートホテルライクな空間になりました。
このプロジェクトでは、2階に洗面&浴室をもってきました。バルコニーの奥行きは『約3500(3.5m)』です。気持の良い季節には、お風呂からそのまま出て、デッキチェアーでくつろげます。
ここに上げた事例のように、『横幅』ではなく『奥行き』をとったバルコニーをつくることが大切かお分り頂けたと思います。
【まとめ】
『バルコニーはあまり使わない!』という人の大半は、恐らくバルコニーの『奥行き』がとれていないことが原因です。逆を言えば『奥行き』のあるバルコニーがつくれば必ず使うと思いますよ。それだけで毎日の生活が変わると思います。
だからルーフバルコニーは『奥行き』を優先してつくりましょうーー!!鉄則です。