家づくりを進めていく上で『車の駐車スペースをどのようにとるか!?』を考えるのは、とても重要なことです。
・『外に置くと車が汚れるのでビルトインにしたい!』
・『ガレージ内で作業をしたい!』
・『防犯上ビルトインにしたほうが安心!』
このようなことから、『ビルトインガレージ(インナーガレージ)をつくりたい!』と考えている人も多いでしょう。ここではビルトインガレージ(インナーガレージ)をつくる時の検討するべき『4つのポイント』を詳しく解説していきます。
『4つのポイント』とは、下記の通りです。
1)ガーレージをつくる時のサイズ(寸法)
2)ガレージシャッターの種類
3)ガレージ内の天井高&サイドルームの寸法
4)照明
1つずつ説明をしていきましょう。
1)ガーレージをつくる時のサイズ
ビルトインガレージをつくる時のサイズについてです。
例えば、ショッピングモールの駐車場で白線が引いてある寸法は幅2300(2.3m)・奥行き5000(5m)くらいだと思いますが、この寸法そのままでビルトインガレージをつくると、狭くて使いものになりません。
具体的な寸法は下記の通りです。
・1台のビルトインガレージ/幅3000(3m)・奥行き6000(6m)
・2台のビルトインガレージ/幅6000(6m)・奥行き6000(6m)
このサイズでつくれば、たいていの車は入ります。但し、外車など車のサイズが大きい場合は『駐車した時に、前後左右がどのくらい空くのか?』具体的に検討していく必要があるでしょう。(ex.レクサスLS・ベンツCLS・ポルシェパナメーラetc)
2)ガレージシャッターの種類
一般的なシャッターは巻き上げ式ですが、ガレージシャッターは開閉時の音が静かで見た目もシンプルで美しい『オーバースライダー』がオススメです。
オーバースライダーのオススメメーカーのリンクです。興味のある方は参考にして下さい。
・金剛シャッター/アルバート
・文化シャッター/フラットピット
3)ガレージ内の天井高&サイドルームの寸法
ガレージ内の天井の高さは、最低でも2500(2.5m)とりましょう。理由は、オーバースライダーは天井に格納されることや、設置の関係で下がり壁が必要になるからです。下の図を見て頂くとわかりやすいと思います。
また、オーバースライダーを設置する上で、両サイドに100~150(10cm~15cm)の壁が必要になってきます。その分開口が狭くなるのを理解しましょう。
4)照明
ガレージ内には、シャッターに付属してる開閉時に自動点灯する照明がありますが、明るさあまり明るくなく、数分経つと自動消灯します。もしガレージ内で何か作業をする可能性があるようでしたら、別に照明器具を設置した方が良いでしょう。
但し、オーバースライダーは天井に格納されるので照明器具が隠れる可能性があります。設置場所を十分検討しましょう。
最低でも、この4点を気をつければ、快適なビルトインガレージがつくれます。
【まとめ】
別の方法として、建物完成後に外構工事でビルトインガレージを設置する方法もありますが、最初に建物と一体でつくるビルトインガレージの方がコストをおさえてつくれます。
もし『ビルトインガレージをつくりたい…』とお考えなら、邸宅感の演出やコスト面を考えても最初から建物と一体でつくる方が絶対にオススメですーー!!