住宅の階段を一般的な壁で囲われた階段ではなく「デザインされた『ストッリップ階段』でつくってみたいな~!」と、思っている人もいると思います。そんな人のために『ストリップ階段』を設置する時のポイントと値段について説明します。
結論から先に書くと下記の通りです。
1)設置する時のポイントは『吹抜けとセットでつくる!』
2)値段はいわゆる普通の階段の約3倍(※既製品にするともっと高くなります)
最初に『ストリップ階段とは?』と思っている人もいると思います。それは、上の写真のような階段のことを言います。またストリップ階段は、基本的には人に見せる階段です。設置のポイントは下記2点です。
1)デザインした階段全体がよく見えるように『吹抜け』を組み合わせてつくりましょう。
2)階段形状は『直線』にしましょう。いわゆる鉄砲階段と言われる形状です。
曲がりながら上に上がっていく階段は手摺も含め、見た目が複雑になります。でも直線の階段は、見た目がとてもシンプルで美しくなるからです。実例で、ストリップ階段とセットでつくる『吹抜け』を見ていきましょう。
・実例1
このプロジェクトは、階段横の吹抜けを『有効で1000(1m)』とっています。
・実例2
このプロジェクトは、階段横の吹抜けを『有効で440(44cm)』とっています。
『吹抜けの大きさ』で見た目の印象が変わってくると思いますが、いかがでしょうか!?更に、それ以外でも実例1と実例2をよく見比べると『手摺・ササラ(階段の側面)の形状・色』が違うのが分ると思います。
続いて値段について。
やはり、冒頭にも下記ました通り、いわゆる一般的な階段よりは間違いなく高くなります。
コストを抑えるために、階段の段板を支える両脇の鉄(手摺&ササラ)の部分は、既製品を使わず鉄骨屋さんにつくってもらい錆止めをしてもらった状態で出荷してもらい、現場で塗装をかけます。設置費用までいれて30万円前後ではないでしょうか。
一方でメーカー既製品として販売されているストリップ階段もあります。値段は更に高くなり設置費用は90万~100万円くらいでしょう。
【まとめ】
階段横に部分的な『吹抜け』をつくると階段全体がよく見えるようになり、空間に余裕が感じられるようになります。ちょっとしたことですが『ストリップ階段をつくる時の大切なポイント』です。
但し、吹抜けの大きさはプランよりますので、一概にどのくらいの大きさがベストだとは言えません。2階のプランにも影響がありますので、家の大きさとの見た目のバランスを良く考え、検討してくことが大切でしょう。