『二世帯住宅の玄関』は、『各々の世帯の玄関ドアから直接入る』が一般的です。この形が悪いわけではないのですが、もう少し工夫しましょう。
考え方は、分譲マンションのエントランスのような考え方です。『共用の玄関ドア → 共用スペース → 各々の世帯の玄関ドア』というように、玄関ドアを2回開ける間取りにします。
『付かず離れず』の『玄関』をつくることができます!!
その主な理由は、下記の3つです。
・『共用スペース』をつくると、その家に『邸宅感』や『高級感』がでる。
・玄関ドアが2つになるので防犯上も優れている。
・各々の玄関ドアは『共用スペース』に面しているので、外から直接家の中を覗かれることはない。
更に具体的なプランニングのテクニックとして『共用スペース』を『中庭』としてつくります。
・一つ目玄関ドア(共用) → 中庭(共用スペース) → 二つ目玄関ドア(各々の世帯用)
これを間取り(プラン)で表現すると、下図のようになります。
いかがでしょうか!?
共用の玄関ドアを開けると、このような雰囲気の『中庭空間』が広がっているのも悪くないと思いますーー!!
【まとめ】
二世帯住宅では、どちらの世帯にとってもストレスの無い生活を送れるような仕掛けが必要です。それには『付かず離れず』という『距離感の演出』が大切です。その方法の一つが、今回ご紹介した考え方です。
二世帯住宅を検討している方は、是非取り入れてみてはいかがでしょうか!?
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