家づくりも終盤に入ると、壁・天井の壁紙を決めますが、それは内部空間の雰囲気を決める大切な要素となります。
ご主人様|『あまり飽きのこない色柄、シンプルで白っぽいクロスがいいのでは?』
奥様|『そうね!あまり派手なのは、飽きてしまいそうだし・・・!』
こんな感じで深く考えずに決める人が、ほとんどではないでしょうか?
日本人は、基本的に安心感のある『白系の壁紙が好き』です。『それで十分…』という人もいます。でもそれだけでは『何か物足りないな〜!・デザインされた感がないな〜!』と感じる人もいます。
リゾートホテル・高級ホテル・海外の建築の本などにでてる内装写真をじっくり見てみると、壁・天井は、決して白い壁紙だけではありません。部分的に大胆な色・大胆な柄の壁紙を使って、落ち着きと高級感のある空間に仕上がっています。
ポイントは『アクセントとなる壁紙を大胆に使っていること!』です。
【主寝室/壁・天井アクセントクロス】
これは、私の好きなアメリカ西海岸にある建築設計事務所 O+A の人が言っていたことです。
店舗デザインでお金をかけるなら・・・
店に入った正面が第一
右側→左側→天井→床の順序です。
予算が足りなければ、床材から削っていきます。
つまり『全て要素にお金をかけるのではなく、部分的にやるだけでも、店舗の雰囲気は十分にだせる!』と言っています。
このことは【アクセントクロス】にも応用できます。つまり部分的に『大胆なアクセント』を効かせる事で、落着きと高級感のある空間にすることができるのです。
更に、もう一つ大切な事があります。それはアクセントクロスの選び方です。例えば、壁紙のサンプル帳を見ながら選ぶ時は『こんなに派手なもの・大胆なものを選んで大丈夫!?という感覚の色柄を選ぶこと』が、後悔しない成功のポイントですーー!!
『なぜか?』と言えば、そのくらい派手で大胆は色柄を選ばないと、実際に壁や天井に貼った時にアクセントにならないからです。私の過去の経験から、サンプル帳で『ちょっと派手すぎるかな〜?』と心配になり、控えめのものを選んだ時がありました。その後、実際できあがりを見ると『どこがアクセントなの?』みたいな感じになってしまい、とても残念だったことがあります。
理由は『面積効果』です。人の目には、小さな面積で見た色の濃いものが大きな面積になると明るく薄く見えてしまうからです。
【リビング/壁アクセントクロス】
というわで…後悔しないアクセントクロスの使い方は『大胆にいこう!』です。