一戸建て住宅のプランを『中庭型』にする一番のメリットは、結論から先に書くと『近隣からプライバシーを守ることができる』につきます。
一般的な住宅は、南側の庭や道路に向かって窓を設置し日当たりを確保しますが、『中庭型プラン』では、『建物で囲った庭』をつくり中庭に向けて大開口のサッシを設置します。その代わり庭や道路側は小さな窓にします。
このような考え方で『日当り・風通しを確保しながら同時に近隣からのプライバシーを守るのです。
例えばどこかの住宅街に行くと『どこの家も、大きな窓はカーテンやレースが引きっ放し!』というのを見かけませんか?
それは、なぜでしょうか?
家を建てる時は『東南面に大きな窓を付け室内にたっぷりと光を呼びこもう!』と考え、大きな窓を付けてみたものの、いざ生活が始まってみると道路を歩く人が近く近隣からの視線も気になる。だから、カーテンやレースが引きっ放しという状態になった。
恐らくこんな感じではないでしょうか!
更に窓が開けられないのでエアコンに頼った生活になります。結果、電気代がかさみ、室内の空気環境も悪化してシックハウス症候群になる可能性もでてくる。悪いことばかりです。
このような問題を全て解決するのが、中庭型プランの家です。常に、カーテンを開け放しにできるし、窓も全開放できます。
・LDKと中庭の床は同じタイルにすることで連続性を演出
・床仕上げをデッキにした中庭に面したLDKとエントランス
・LDKと中庭の床は同じタイルにすることで連続性を演出
【まとめ】
廻りの雑多な風景を切り取り、上を見上げれば自分だけの空が手に入ります。
そして、プライバシーが守られた自分だけの空間を使って、日々の生活を楽しみましょう!!
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